ペニーオークションを丸裸にするGoogle先生の使い方

タイトルはいささか釣り臭いですが…すでにn-styleの人が実質丸裸にしてるので。

しかし上記のような良質、良心的な記事を読んだ人でもペニーオークションに突っ込んでしまうことがあります。その理由は誤った勝算を持たせるペニーオークションサイトの巧妙な罠があるからだと思います。

この記事では、よくある誤算と、誤算を誘導するペニーオークションの手口、そしてその手口を暴くためのGoogle先生の使い方を紹介します。

自分なら勝てるかも〜誤算のモデルケース〜

人は誰でも「じぶんだけは」と考えがちです。そのような傾向が強い人ほどひっかかる罠が仕掛けてあります

例えば「過去のオークション」欄にて800円で落札されたiPadがあったとします。しかもそれが複数あったとしたらどうでしょう。「普通の」オークションになれている人であればここから「相場」を導きだします

つまり落札相場前後で全力を出せば勝てる!

ということです。

しばらく眺めていると人気商品とそうでない商品の入札頻度の違いも読めるようになった(と思い)それほど人気の無さそうな商品につっこんでいくわけです。

ところが、実際にやってみて気がつくのは自分の考えていた「相場」よりはるかに高いレベルで入札が繰り広げられるというところです。

落札実績は疑え

何故そういうことになるかというと「終了したオークション」などの過去のオークションがいつのものなのか怪しいパターンが多々あります。ユーザーがまだサイトに少ないタイミングで終了したのかもしれませんし悪くすると実際に行われたかすら確認は不可能です(URLのパターンが安く落札されたオークションのみ違うパターンというサイトがあった)

助けてGoogle先生

上記の行為はかなり悪質だと思うのですが、ユーザーの目からは隠されています。2chという群衆の叡知によって明らかにされた事例もありますがここはひとつ、Googleさんに頼ってみましょう

ペニーオークションには同じ商品が多数出品されていますのでその商品名で検索。さらにsite:オプションを利用します。「商品名 site:ペニーオークションサイトURL」という形式です。

ぼろぼろ出るわ、高ーく落札された商品が。

自身で感じた相場観とかけはなれていた場合、サイトが信用できません。複数出品されてるのに結果に一件も出なかった場合、Robot.txtなどで意図的に隠蔽しているので、サイトが信用できません。全く同じ落札額で(以下略)。同じユーザー名で(以下略)。

いやー、Google先生、ありがとうございます!

そうはいっても

僕はペニーオークション自体はすごいシステムだと思います。パチンコですら土地の賃貸/売買、機種の売買など、経済に少なくない影響を及ぼしているのに、システムの構築費用、サーバー費用をのぞくと、ほとんど経済に影響を及ぼさないまま自分のところにだけ、顧客から実体の無いとも言える金銭を受け取り続けるというのは素晴らしい!そしてそのような素晴らしいシステムを、臆面も無く運用できるひとたちってすごい!尊敬しちゃいます。