楽天について、この記事を鵜呑みにする人はまず儲からない

ネットショップの構築について、簡単にまとめてみた - More Access! More Fun! %

楽天について、この記事を鵜呑みにする人はまず儲からない。ポイントは次の三つ

  • 楽天の月間UUはそんなに多くない(と思う)
  • 契約企業数は 13万あっても、出店してるのは37,750 だけ
  • 楽天の価値はCVRの高さ。

楽天の月間UUはそんなに多くない(と思う)

2010年に会員数、6000万人突破とか言って自慢してた。もっと増えてるだろうけどアクティブユーザー率そんな高いか?だいたいヤフーのアクティブユーザーIDが 2400万くらい http://business.yahoo.co.jp/oauth/merit/ mixiとかもピーク時2,000万くらい。

楽天は海外配送に対応してから自動で外国語翻訳された商品ページができるようになった。

楽天は 1億点ぐらい商品があるわけで、海外対応した商品がどんだけあるのか知らないけど、ほとんどCVに結び付かないようなページが量産されて、それがcomScoreの集計を水増ししてるんじゃないかと思う。

契約企業数は 13万あっても、出店してるのは37,750社 だけ

知ってた?あそこの数字クリックできるんだぜ。もし5,700万 / 3.8万だったら月に1,500ユーザーぐらい割り当てられる計算になる。でも実際は...

楽天の価値はCVRの高さ。

普通にネットショップを出したとする。元記事の言うように独自のショップを組み立てる。ブランド力のとくに無いショップ名、ほかと変わり映えのない商品。さて、Google検索から流れ着いたショップであなたは購入するだろうか。

通常田舎の店に人は来ない。

ただ、現在はGoogleという力強い案内役のおかげで人がくる店を作ることは不可能ではない。しかし、その見込み客が実際に購入するまでは高いハードルがあるのだ。「この店大丈夫かな」「ほんとに届くかな」「カードとか使って平気かな」

楽天は異常にCVが良い。実際ある案件では、独自ドメインのショップがCVR 1%ぐらい、同じブランドで展開する楽天のショップはCVR 3%程、ということもあった。

要は使い方

結局はここに帰ってくるのだけど、楽天はちゃんとやればたいてい儲かります。家電とか一部の超激戦ジャンルはともかく。ただ使い方が大事で、楽天コンサルタントは二言目には「広告買いましょう」だし、やたらコスト高いし、最近は大手企業が楽天に出店するのも激しいし、いろいろ大変なことは間違いない。手間暇かかる。三木谷さんは「ネットは究極の対面販売」とか言ってごまかすけど。

でも、コンサルタント楽天全体(つまり日本のネットショップのかなりの部分)の流通の動向を知りうるわけで、彼らから情報をうまく得ればそれだけでも大きいし、広告もタイミングとか、打ち出し方に工夫をすればランキングにつながって間接的にも効果が出たりするし、なかなか奥深いのもモール店舗の魅力なわけです。

手間暇をかけて、少ない利益とたくさんの情報が得られるのが楽天。そういうわけで最初の店舗としても実はアリ。テストマーケして結果わかりやすいのが絶対こっちだから。